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Autore: | 田中弘 |
Titolo: | 複眼思考の会計学 : 国際会計基準は誰のものか / / 田中弘著 |
Pubblicazione: | 東京, : 税務経理協会, 2011.2 |
Descrizione fisica: | オンライン資料1件 |
Soggetto topico: | 国際会計基準 |
Classificazione: | 336.92 |
Note generali: | 主要参考文献: p401-410 |
Nota di contenuto: | 表紙 -- 読者の皆さんへのメッセージ -- 著者のプロフィール -- 目次 -- 第1部 国際会計基準は誰のものか--日本の富はどこに移転するのか-- -- 第1章 アメリカの国際会計戦略 -- 1 アメリカが自国の会計基準を捨てる -- 2 コンバージェンスとは何だったのか -- 3 アメリカは「ギャンブラーの会計」 -- 4 アメリカ不正会計の主犯は「四半期報告」 -- 5 アメリカ基準の絶対優位 -- 6 国際会計基準は「連結」だけに適用 -- 7 アメリカの投資家はアメリカを見放した -- 8 アメリカの資金はヨーロッパに -- 第2章 アメリカで暴走する「時価会計」 -- 1 前回は救世主、今回は悪玉にされる時価会計 -- 2 事情を知らない「時価会計凍結論」と「凍結反対論」 -- 3 「金融危機を救うための時価会計基準」という不思議 -- 4 時価基準の存在を逆手に取ったウォール街 -- 5 「金の壺」 -- 6 ギャンブラーのための会計 -- 第3章 アメリカはなぜ会計規制に失敗したのか -- 1 「金融立国」アメリカの裏側 -- 2 ウォール街の悪知恵に追いつかないアメリカの規制機関 -- 3 「格付け」という伏魔殿 -- 4 巨大金融機関を規制する機関がない -- 5 「収入イコール有能の証」 -- 6 規制を骨抜きにするロビー活動 -- 第4章 会計基準は誰が決めるのか(1)--官から民へ -- 1 会計の政治化 -- 2 「会計音痴」の日本 -- 3 基準は「人」 -- 4 日本のスタンダード・セッター -- 5 官から民へ -- 6 ASBJのスタート -- 7 ASBJと企業会計審議会の役割分担 -- 8 国際会計基準は誰が決めるのか -- 第5章 会計基準は誰が決めるのか(2)--国際会計基準 -- 1 金融庁による基準の認知 -- 2 なぜ、会計基準を民間に作らせるのか -- 3 会計基準の生命線は「合意の高さ」 -- 4 自然科学も多数決、つまり「合意の高さ」 -- 5 会計のインフォームド・コンセント -- 6 ノーウォーク合意の傲慢さ -- 7 国際基準はヘゲモニーの争奪戦 -- 8 ノーウォーク合意は「合意」に非ず -- 9 世界は国際会計基準に合意するか -- 第6章 会計基準は誰が決めるのか(3)--IFRSの法的拘束力 -- 1 IFRSのエンフォースメント -- 2 誰がIFRSに強制力を付与するのか -- 3 IFRSに対する「適用留保権」 -- 4 IFRSの法適合性は誰が判断するのか -- 5 実質優先原則と離脱規定 -- 6 国際会計基準の離脱規定 -- 7 国によって裁判所の判断が分かれるとすれば -- 第7章 日本の国益と産業を左右する国際会計基準--リース産業の場合 -- 1 マクロ経済をも左右する会計基準 -- 2 IFRS導入国の憂鬱 -- 3 日本つぶしの会計基準群 -- 4 リースを使うと資本利益率が良くなる? -- 5 リースは使用貸借か消費貸借か -- 6 リース会計基準は業界の命運を左右する -- 7 日本のリース業界を救う「三〇〇万円ルール」 -- 8 IFRSの原則主義を裏で支配するアメリカ基準 -- 9 アメリカでは基準逃れが横行 -- 第8章 会計基準はストライクゾーンか -- 1 日本は「感度の悪いラジオ」 -- 2 「鎖国」か「怖いもの見たさ」か -- 3 whistleblower -- 4 会計基準はストライクゾーンか -- 5 会計方法の選択は自由か -- 6 モノの流れとコストの流れ -- 7 日本では「ストライクゾーン」説 -- 8 イギリス会計の智恵 -- 9 「継続適用」は免罪符にならない -- 第9章 世界の流れは「連単分離」--なぜ日本だけIFRSを個別財務諸表に適用するのか -- 1 「虚構」の連結財務諸表 -- 2 「切れば血が出る」個別財務諸表 -- 3 日本の「連結」は「個別」の積み上げ? -- 4 企業会計審議会の「連結先行」論 -- 5 「連結先行」は可能なのか -- 6 世界は「連単分離」 -- 7 英文アニュアル・リポートも連結だけ -- 8 課税の決定権は国家にあり -- 9 IFRSは連結のための会計基準 -- 第10章 なぜ、当期純利益を廃止するのか--物づくりで稼げなくなった英米の「利益ねん出法」 -- 1 当期純利益廃止論. |
2 有価証券は「利益の貯金箱」 -- 3 「包括利益」を採る理由 -- 4 リサイクリング -- 5 国際会計基準にはない「実現」のコンセプト -- 6 アメリカは「原価・実現主義」の国 -- 7 純利益を「嫌う」本当の理由 -- 8 経済システムを破壊する「包括利益」 -- 第11章 会計の役割は変わったのか--IFRSの清算価値会計 -- 1 なぜ世界中の会計基準を統一するのか -- 2 コンバージェンスからアドプションへ -- 3 東京合意(Tokyo Agreement) -- 4 「会計は政治」--欧米の常識 -- 5 原則主義は各国の実務を統一できるか -- 6 増えるグレーの財務報告 -- 7 会計の専売特許--利益の計算 -- 8 パーチェス法で利益を捻出する方法 -- 9 三か月ごとのグッド・ニュース -- 10 IFRSの清算価値会計 -- 11 IASBが想定する「投資家」 -- 第12章 IFRSの翻訳は世界統一できるのか--翻訳におけるダイバージェンス -- 1 IFRSは「賛美書」だらけ -- 2 departureは「出発」か -- 3 訳語が不安定なIFRS -- 4 英語版でも日本語版でも実務は同じはず -- 5 英語圏でもIFRSの解釈はばらつく -- 6 布団と翻訳は叩けばほこりが出る -- 7 「弱点」を「欠陥」と訳したらどうなるか -- 8 翻訳は国家的事業 -- 9 世界中の翻訳は同じ意味になるか -- 10 「寝た子は起こさず」 -- 第13章 国際標準は何のためにあるのか -- 1 ルールの統一により得られるもの -- 2 ルールの統一により失うもの -- 3 ルールの統一は進化を妨げる -- 4 EUの「同等性評価」は大人の対応 -- 5 アメリカの標準化国際戦略 -- 6 国際標準は何のためにあるのか -- 7 ルールの背後にはモラルがある -- 8 ルールは誰のためにあるのか -- 第2部 複眼思考の会計学--単眼思考になった日本の会計-- -- 第14章 単眼思考になった日本の会計 -- 1 稲盛和夫さんの「ダブル・チェックの原則」 -- 2 「経営にサイバネティックスを」 -- 3 「人に優しいシステム」 -- 4 人に優しくない「一人残業」「土日出勤」 -- 5 「複眼思考の会計学」 -- 6 日本の決算はセルフ・ジャッジのゴルフと同じ -- 7 エンロンを暴いた米国SECのチェック -- 8 再び「ダブル・チェックの原則」 -- 9 単眼思考になった日本の会計・監査 -- 第15章 会計不正から何を学んだか -- 1 会計不信から監査不信へ、さらに企業不信へ -- 2 九〇年代の会計不正から何を学んだか -- 3 会計不正を許す環境--不正に対する抑止力が働かない環境 -- 4 粉飾決算と戦った男たち -- 5 会計不正の予防と早期発見(事前対応) -- 6 日本の監査はシングル監査 -- 第16章 「会計の常識」と「しろうと分かり」 -- 1 「退屈な」会計学 -- 2 「使える」会計学 -- 3 ジャーゴン -- 4 複式簿記の功罪 -- 5 「資本金を持ってこい」 -- 6 しろうと分かり -- 7 「法における常識」 -- 8 負債時価評価のパラドックス -- 9 再び、「しろうと分かり」 -- 第17章 会計「雑感」「雑念」--モデルはアメリカにあり -- 1 Accounting Essay -- 2 時勢に寝返える -- 3 会計学は経済学を超えられるか -- 4 日本語の論文は読む価値がない? -- 5 モデルはアメリカにあり -- 6 「学会では通説を」「ゼミでは自説を」 -- 7 学校教育の功罪--コピー文化の素 -- 第18章 経済も会計もナショナリズムで動く -- 1 「経済はナショナリズムで動く」 -- 2 会計もナショナリズムで動く -- 3 EUの結束はナショナリズム -- 4 IASBの失敗? -- 5 アメリカのIASB戦略 -- 6 産業資本主義と金融資本主義 -- 7 国際会計基準は「バベルの塔」か -- 8 「ツルツルの廊下」 -- 9 国際会計基準のマクロ政策 -- 10 アドプションのリスク -- 第19章 公認会計士は、本当に足りないのか? -- 1 公認会計士試験は、「資格試験」か「就職試験」か -- 2 内部統制という神風 -- 3 なぜ会計士を増やすのか. | |
4 決算日を分散すれば、会計士は増やさなくてもいい -- 5 企業内会計士制度の創設を -- 6 「会計士試験を英語で!」を回避しよう -- 7 「国際公認会計士」を名乗る -- 第20章 原価の情報力と時価の情報力 -- 1 「時価会計時代の黄昏」 -- 2 日本の会計はハイブリッド -- 3 アメリカは厳格な原価主義の国 -- 4 原価の情報力 -- 5 時価の情報力 -- 6 「原価」は会計の専売特許 -- 7 財務諸表は、「会計の産物」か、「財務論のニーズ」か -- 第21章 会計資格の多様化を図る--会計の社会的インフラを強化しよう -- 1 「国際公認会計士」 -- 2 税理士は会計の専門職か -- 3 「中小企業の会計指針」を活用するには -- 4 限定免許--歯科医師を医師に -- 5 公認会計士にも限定免許制度を -- 6 多彩、多様な人材を会計界に -- 7 書き足りないこと -- 第22章 利益は発生するか(1)--発生主義と実現主義の誤解 -- 1 ウエットな会計学の世界 -- 2 大人の会計学の世界 -- 3 付加価値も利益も発生しない -- 4 利益は発生も実現もしない? -- 5 ジョージ・オー・メイの実現に関する解釈 -- 6 メイのいう実現主義の根拠 -- 7 発生主義は保守主義の適用か -- 第23章 利益は発生するか(2)--「毛虫」と「蝶々」は同数か -- 1 「利益」は自明のものか -- 2 利益概念は合意できるか -- 3 利益とキャッシュ・フロー -- 4 アメリカとイギリスの利益観 -- 5 「生まれた毛虫」と「飛び立った蝶」は同数か -- 6 「未実現の利益」は存在しない -- 7 利益は累積(発生)しない -- 第24章 利益は発生するか(3)--利益はフローか、ストックか -- 1 評価益は発生するのか -- 2 利益はフローかストックか -- 3 財産法は「利益の発見法」 -- 4 「経済学的利益概念」は狐火 -- 5 経済学でも「所得はフロー」 -- 6 会計は「損益計算論」か「資産評価論」か -- 7 評価益も「消えてなくなる」 -- 8 国際会計基準の「包括利益」 -- 第25章 監査役の役回り--経営者の良き理解者 -- 1 孤独な監査役 -- 2 非常勤社外監査役の役割--大所高所からの意見 -- 3 経営者の「よき理解者」としての監査役 -- 4 日本企業にビルトインされている内部統制 -- 5 粉飾は「わが身から騙す」 -- 6 粉飾はセルフ・ジャッジのゴルフと同じ -- 7 不正は期末に集中する -- 8 適時記帳が不正を予防する -- 9 往査の頻度が不正を抑止する -- 第26章 稼ぐ税理士になる(1)--税理士業界の現状と近未来 -- 1 「稼げる」税理士になる方法 -- 2 資格を取ったとたんに目の前が真っ暗? -- 3 税理士の二極分化が進む -- 4 業界は高齢化社会 -- 5 税理士の収入はいくらくらいか -- 6 今までは「食っていける業界」 -- 7 コンサルティングをしない税理士 -- 第27章 稼ぐ税理士になる(2)--業界全体のパイを大きくしよう -- 1 努力なしでも稼げた時代 -- 2 税理士は「フェイス・ツウ・フェイス」が命 -- 3 情報処理会社との価格競争 -- 4 高齢者業界になった原因 -- 5 狭められた大学院からのルート -- 6 税理士は準国家公務員 -- 7 多様な人材を業界に呼び込む -- 8 パイを大きくする努力 -- 9 稼ぐ税理士の武器=経営分析とコンサル力 -- 第28章 稼ぐ税理士になる(3)--税理士によるコンサルの現状と近未来 -- 1 百貨店から専門店街へ -- 2 「売れない悩み」の相談に乗れない税理士 -- 3 経営分析は怖くない -- 4 経営者の視点と消費者の視点 -- 5 「人は見た目が9割」 -- 6 経験豊かな先輩税理士から学べ -- 7 コンサルをしない「ダンマリ税理士」! -- 第29章 税理士制度の改革を -- 1 創設されるジュニア会計士 -- 2 平成一四年の制度改革 -- 3 コンサルは院卒の税理士に向いている(はず) -- 4 日本の大学院は「無試験状態」! -- 5 税理士試験を受けるか、会計士試験を受けるか -- 6 税理士試験の問題は試験委員でも解けない? -- 7 三級の問題が解けない税理士試験合格者. | |
第30章 「複眼思考」を経営と会計に活かす -- 1 「会計はわからん」と豪語していた経営者 -- 2 「会計データ」を味方にしているか -- 3 複式簿記にビルトインされている「複眼思考」 -- 4 「見せ金」 -- 5 売掛金と買掛金はどちらが要注意か -- 6 在庫は粉飾・不正の温床 -- 7 在庫の持ち出し -- 8 商品券・新幹線チケット・航空券 -- 9 転勤・配置転換・人事異動 -- 10 売上高の不正 -- 11 費用の水増し・架空費用の計上 -- 主要参考文献 -- 索引 -- 奥付. | |
Titolo autorizzato: | 複眼思考の会計学 |
ISBN: | 4-419-75015-4 |
Formato: | Materiale a stampa |
Livello bibliografico | Monografia |
Lingua di pubblicazione: | Giapponese |
Record Nr.: | 9910149109903321 |
Lo trovi qui: | Univ. Federico II |
Opac: | Controlla la disponibilità qui |