表紙 -- まえがき -- 目次 -- 上編 大日本史に関する探史各論 -- 第一章 大日本史編纂と史料蒐集の苦心 -- はじめに -- 一、出典註記の意義 -- 二、史料蒐集の努力 -- 三、他藩領史料採訪の苦労-貞享二年の採訪 -- 四、史料蒐集の実態-所蔵者の反応色々 -- 五、史料や書籍の取り扱いに留意 -- 六、史料閲覧を熱望する光圀書簡 -- おわりに -- 第二章 太平記・参考太平記・大日本史 -- はじめに -- 一、『参考太平記』の編修 -- 二、考証例その一 「後醍醐天皇崩御の年次について」 -- 三、考証例その二 「米価公定と糶(米穀販売)令の年次について」 -- おわりに -- 第三章 大日本史編纂の「義例」について(1)-「修史義例」と「対読随筆」の全文- -- はじめに -- 一、「義例」関係の編年 -- 二、所在不明だった「修史義例」の出現 -- 三、「修史義例」全文 -- 四、同じく所在不明だった「対読随筆」の出現 -- 五、「対読随筆」について -- 六、歴史館本・飯田本「修史義例」の性格 -- おわりに -- 第四章 大日本史編纂の「義例」について(2)-初期段階・寛文期の「修史条例」- -- はじめに -- 一、現存の「修史条例」について -- 二、「修史条例」の内容特色と作成の時期 -- 三、「本朝通鑑条例」との条文比較 -- 四、光圀史観の独自性の胚胎 -- 五、付記 -- おわりに -- 第五章 大日本史編纂経費「三分の一説」等の根拠は?-通説化する不確かな伝聞- -- はじめに -- 一、「三分の一説」 -- 二、「八万石説」及び「八万石、三分の一説」 -- 三、「八万石と三・五分の一説」 -- 四、「三万石、五万石、七万石」説の影響 -- 五、「十万石説」及び「十万石、三分の一説」 -- 六、「五万石説」 -- おわりに -- 中編 水戸史学諸問題の探史各論 -- 第一章 松平(伊達)綱村宛「義公書簡」の真偽について-「多賀城碑」修復と『扶桑拾葉集』贈与をめぐって- -- はじめに -- 一、「義公書簡」とその来歴 -- 二、「義公書簡」偽作説の発端と論争 -- 三、田中義成氏の水戸義公(光圀)批判 -- 四、『扶桑拾葉集』に関する「義公書簡」の内容について -- おわりに -- 付《伊達家関係略系図》 -- 第二章 水戸光圀寄進と伝えられる小湊誕生寺蔵の茶釜「法華堂」 -- はじめに -- 一、茶釜「法華堂」の名称の由来 -- 二、小湊誕生寺所蔵の「法華堂釜」 -- 三、駒込大乗寺日華という人物 -- 四、水戸光圀と大 |