表紙 -- まえがき -- 序 章 「ロボット考学」とは何か -- 1 「ロボット考学」が目指すもの -- 2 人間から学んでロボットを作る -- 3 ロボットから人間を学ぶ -- 4 ロボット社会の問題点 -- 5 ロボットに人間が育てられる -- 第1章 自然と人間から学ぶ、ロボット工学-ロボットの設計思想- -- 1.1 カニから学んだ骨の形 -- 1 一味違うロボット研究者の疑問 -- 2 カニのハサミをしげしげと -- 3 仮説の検証 -- 4 自然の見事さ、不思議さ -- 1.2 右と左 -- 1 左右は単なる対称ではない -- 2 左右は「1+1=2より大きい」 -- 3 身近にある左右の違い -- 4 内臓の非対称 -- 5 赤ん坊を抱く側 -- 6 右脳と左脳 -- 7 目的論だけでは説明できない -- 1.3 ロボットに演奏させる意味 -- 1 目にはふたがあるのに、耳にはない? -- 2 目が腹の下にあったら -- 3 ロボットと環境との負荷分担 -- 4 ロボットに楽器を演奏させる意味 -- 5 目的かプロセスか -- 6 プロセスを楽しむ茶道の点前 -- 7 両方ともが重要 -- 1.4 指の機能 -- 1 日本のロボット工学の始まり -- 2 指の機能の多様性 -- 3 指の関節と親指の重要性 -- 4 指系の自由度分配 -- 5 指の本数の機能度への影響 -- 6 手の形 -- 1.5 寸法体系とロボット -- 1 紙が鉄を切る!? -- 2 建築や家具のモジュールとは -- 3 人間が元か地球が元か -- 4 生涯かかって「96」に到着 -- 5 物離れ論 -- 6 介護・家事ロボットとモジュール -- 1.6 すき間のない機械 -- 1 動物に習う -- 2 化学プラントと自動車工学 -- 3 ボルトがゆるむ問題 -- 4 四角いシリンダのエンジン -- 5 すき間と機械の変革 -- 6 人工筋肉 -- 1.7 周辺視野と中心視野-あいまいな全体把握の大切さ -- 1 ページめくりとスクロール -- 2 周辺視野と中心視野 -- 3 視覚と聴覚の役割分担 -- 4 全体の中での位置づけの意味 -- 5 足が乗る部分だけあっても歩けない -- 6 自己が統一体になることと全体 -- 第2章 ロボットから考える、人間というもの-ロボットの哲学- -- 2.1 ロボットに対する人間の認識-ロボットは第三の特別なものか- -- 1 ロボットの体・相・用 -- 2 非常に特別なものなのか、ロボットは -- 3 ペットロボットとは如何なる存在か -- 4 システムの複雑化と、新機能の創生 -- 2.2 ロボットと顔 -- 1 始原的に見た顔の必要性 -- 2 受信器としての顔 -- 3 発信器としての顔 -- 4 顔とアイデンティティ -- 5 眼と顔 -- 6 顔と正面 -- 7 ロボットと顔 -- 2.3 意識とロボット -- 1 意識を論じるわけ |